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木琴の音

今日は京都文化博物館別館で行われた通崎睦美さんの木琴のコンサートに行ってきました。今回のゲストはマンドリンの川口雅行さん、ギターの松本吉夫さん、チェロの成川昭代さんでした。

通崎さんは京都在住で、京都市立芸術大学大学院出身のマリンバ奏者、木琴奏者なんですが、着物のデザインをされたり、本の執筆や新聞の連載をされたりして多才な方なんです。

この本は2013年に出された木琴奏者平岡養一さんの生涯を綴ったものです。人ひとりの一生がこんなに分厚い本になるなんて、どれ程密度の濃い人生なんだろうって思いました。私の伝記を書いたらいったい何ページで終わってしまうのでしょうね(笑)

で、その平岡養一さんの遺品の木琴と膨大な量の楽譜を託されたのが通崎睦美さんなんです。

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裏表紙がこれまたカッコいい!

このトランクに分解して仕舞われた平岡養一さんの木琴が1930年から戦前、戦後何度もアメリカに旅していたのが感じらる素敵な写真です。こちらの本を読んでから一層好きになりました。よくこれほどたくさんの文献を読まれてまとめ上げられたなぁって感心してしまいます。

私、今回初めてプロの木琴の音を聴きました。小さいホールということもあって、澄みきった音色で、胸に響くというのはこのことですね。音楽のことは全くわからないし、正直なところあまり興味がなかったのですが、心地よい空間で、心地よい音楽を聴けるのは本当に幸せな時間でした。今まで知らなかった世界を少し見れたようで嬉しかったです。

この本と出会わなかったら戦前の日本にこんな偉大な木琴奏者がいたことも知らないままだったろうし、コンサートに行くこともなかったかもしれません。これからは興味のあるものだけではなくて、色々なジャンルのものを見て、聴いて、今の自分に合うものと出会っていきたいと思います。いくつになってもまだまだ未知な世界がたくさんあるんだろうな。  知らないままだと勿体無いですね。

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