選択

先日読み終わった本です。

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本屋さんでふと表紙の写真に魅かれて手にとりました。背景が家の近くの川だということもありますが、ちょっと切ない感じの素敵な写真です。肝心の中身は…  父親から人生に悩んだ娘に宛てた手紙として書かれたものなのですが、とても素晴らしい本でした。私は一度読んだ本は滅多に読み返さないのですが、きっと必要な時にまたページをめくるだろうな。恐らく20代の若い世代が対象の本だとは思うのですが、アラフィフ世代の私が読んでも心に響くものでしたよ。息子がそろそろ進路を決めていかないといけない状況の中で色々考えさせられました。

 今まで我が子には少しでも進学率のいい高校に入って(出来れば公立で…)、いい大学に入って、いい会社に入社すること。それが幸せに繋がるのではないかと思い込んでいました。子供には失敗しないよう、傷つかないよう、恥をかかないような人生をと勝手に願っていたような気がします。肝心なのはどんな状況であっても自分の望みを叶えられるかなのにね。

みんながこうするからとか、みんながそう言うからと、ついつい同じ方に流されがちだけれども、どんな道を選択しても本人が違うと感じたら別の道を進めばいいし、軌道修正できる勇気と行動力を持ってさえいれば、後悔のない人生を送れるのだと思います。みんなと同じでなくてもいいんだなと、なんか肩の荷が下りました。私の考える幸せと本人が考える幸せは違って当然なのですから、色々親として思うことはあるけれど、本人の選択が正しいと信じて待つこと。この本に大切なことを教えてもらいました。

我が子に限らず、全ての人が心地いい自分の居場所と大切に思える人と出逢える道に進んでいけたらいいのになぁって思います。