1年

今日6月1日はシロくんの命日です。1年経ちました。

亡くなってからの数ヶ月は思い出しては涙が出て、まさにペットロス状態でしたが、9月の私の誕生日に保護犬カフェのインスタグラムにシロくんと同じ日本スピッツの6カ月の女の子の里親募集がかかり、2日後の息子の誕生日に会いに行ってそのまま連れて帰ってきて家族になりました。

最初あちこちで粗相はするわ、私の姿が見えないとキャンキャンないてまた粗相…ずっと洗濯と掃除に追われ、ややこしい毎日にいつしか悲しみが徐々に薄れていきました。今ではご近所さんにも可愛がってもらい、すっかり我が家の一員としてみんなを笑顔してくれる大切な存在になりました。

1年経った今もシロくんには欠かさずお花や頂いたものや好きだったものをお供えして、毎日手を合わせるのが朝晩のルーティンとなりました。

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一周忌なので友達から花束をいただいたりで豪華にしてありますが、いつもはお花も一輪とか、実家の庭で咲いたものをちょこっと挿しているだけですが…大好きだったスイカもいただいたのでちょっとお供えしておきました。

 

また、昨日は実家の父がちょっとした手術をしました。1週間の入院で命にかかわるようなものではないですが、83歳の高齢の父の体にメスを入れるのはやっぱり負担も大きいし、本人も今まで入院したことも手術したこともないのですごく不安そうでした。

手術は無事終わり、その夜は痛みもあったようで、今日の午後から面会に行くと熱が出ていました。ある程度のことは説明を受けていましたが、やはり高齢なので心配ですね。

私の父は今なお現役の和菓子職人で、だんだんと手先が鈍くなっていたり、疲れやすくなっているのですが、私がぼーとしていると怒られるし、職人気質が強くて未だに反抗できないし、仕事には厳しいし、ワガママだし正直腹の立つこともあります(笑)。

そんな父が病気になり、一時的なものですがこんな風に弱っている姿を初めて見た気がします。男性の平均寿命からするとあとどのくらい一緒にいられるのか…?そんな風に考えると面倒だなぁと思うお願い事やワガママもなるべく叶えてあげたいとも思います。

私は実家の両親の仕事を週6日手伝っていますが、仕事の関係で、嫁ぎ先でなど止むを得ず遠く離れて暮らしてられる方、疎遠になってしばらく会ってない方も多いかと思います。でも是非ご両親が健在のうちに出来るだけ会いに行ってあげてください。あと何回一緒にご飯食べられるのか…会って話している時間を計ってみたら案外少ないと思いますよ。何時間、何十時間、何百時間?決して永遠ではありません。

シロくんもお別れしてからあの時こうしていればとか、あれこれ後悔して苦しくなることが今でもあります。ましてや両親となると尚更ですね。歳をとったり病気になるとどうしても自分で出来ないことが増えて誰かの助けが必要となります。耳や目が弱くなり車の運転が出来なくなると買い物や病院に行くのも困難になります。足腰が弱ると自分でトイレにも行けなくなります。物忘れもひどくなります。それにだんだんと老いていく現実にイライラしてしまうこともあるようです。きっと私もいずれ歳をとった時、子供たちの力を借りなければならなくなるでしょう。だから今、両親はまだまだ元気ですが私に出来る限りのことはやっておきたいと思います。自分自身後悔しない為にも…

シロくんが身を持って老いること、病気になって弱っていく過程を教えてくれました。そして大切な存在を亡くした時に立ち直ることが出来ると自信を与えてくれました。また、愛犬を亡くされた方の哀しみの深さを知ることも出来たし、一緒に哀しんでくださるご近所さんや犬友さんの優しさを感じることが出来ました。

改めてシロくんの存在の大きさに気付かされた一年間でした。感謝の気持ちを込めて…

 

おまけ(笑)

先日お世話になっているご近所の方からスイカをいただきました。

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私は今年初のスイカ、つきちゃんはきっと生まれて初めてのスイカ。とっても甘くて美味しいものでした。

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つきちゃん、すごく気に入ったようです!

必死な顔が笑えました。

この子がいてくれるから救われました。

つきちゃんもありがとう。これからもよろしくね!