今年のお正月

皆さま明けましておめでとうございます。

お正月はいかがお過ごしでしょうか。

私の実家は和菓子屋ですので、年末の3日間はお正月用の鏡餅などの製造販売で大忙しです。私の子供の頃は今みたいにコンビニやスーパーもなく、お正月はみんなお店が閉まっていたので、その間はお節料理とお雑煮を食べるという感じでしたので、今の3倍の仕事量はあったと思います。小学校高学年になった頃から一人前に手伝うようになり、年末3日間は夜中2時に仕事を終えて、朝5時からまた仕事を始めるのですが、寒くて立ちぱなしで、ご飯を食べる時間もないし、力仕事で全身筋肉痛になるわで、子供心にクリスマスがすんだら家出しようかと真剣に考える程嫌でした(笑)。

大人になってだんだんと仕事量も減り、嫌悪感は減ってきましたが、子供がまだ生まれて数ヶ月で、泣いたら授乳したり、おんぶしながら仕事をしていた年があったり、猛吹雪の中重たい荷物を持って配達に行ったり、泣きたくなるような年もありました。

手伝い始めて40年以上経ちますが、色んなことを乗り切ってこれました。

今年の年末は少し雨が降ったものの比較的暖かかったので能率が上がり、お餅は作っても作っても売れてしまいましたが、夕方からは追加製造するのをやめたので夜9時には家に帰ることができました。

その上、子供たちが小さかった頃は早朝から朝昼の食事の準備をしてシロくんの散歩をすませて5時半に出かけ、夕方は一旦家に戻りシロくんの散歩をして夕食の準備をして仕事に戻ってましたが、今ではお金を置いておけばご飯は適当に食べてくれるし、つきちゃんのお世話をしておいてくれるし、お正月から嫌になるくらいの洗濯をしたり片付けたりしなくても主人がその日のうちにコインランドリーで洗濯、乾燥をしてくれていましたので本当に助かりました。

こうして年々楽にはなっていますが、年々疲れが長引いたり筋肉痛があったりで、動くのが億劫になりました(笑)。

でもね、思うのですが、仕事があること、仕事ができる身体でいられることは本当にありがたいことです。私や主人の友達も病気になったり、鬱で働けなかったり悩んでいるひとがたくさんいます。いまだに年末の忙しい3日間は恐怖にさえおもいますが、今年84歳になる父が今も現役でお鏡餅を作り、母も元気に仕事出来ていて、兄、義姉と私も去年と同じように働いているのは幸せな事です。家族だけでやっている仕事ですので誰一人欠けても回っていかないですからね。

そんなこんなで今年も無事元気にお正月を迎える事ができて嬉しく思います。

f:id:shirokun0806:20200102155212j:image
f:id:shirokun0806:20200102155209j:image

朝ゆっくり起きてお屠蘇をいただき、お雑煮やおせちを食べ、福袋を買いにいって、こたつでテレビをみながら昼寝して…  でもだらだらするとかえってしんどいですねぇ。根っからの貧乏性のようです(笑)。