大切な命

明日から四月。毎年この時期は桜が咲いて、春独特のウキウキ、ソワソワする感じなのですが、今年はコロナウィルスがいよい身近に迫ってきたような気がしてなんだかザワザワしてしまいます。

私の暮らす京都でもクラスターが発生しました。学生さんが卒業旅行に行った先で感染し、そして祝賀会での集団感染。3月初めはまだ渡航禁止されてなかったとはいえ、このご時世なぜそんな軽率な行動をとったのか、親は止めなかったのか…この子たちもある意味被害者なのかもしれませんが、やはり社会的責任は大きいし、これから自分たちのしたことの後悔と周りからの批判に耐えていけるのかも少し心配なところではあります。今後二次感染が広まることがないよう願っています。

一個人の軽はずみな行動がこんなにたくさんの人々に迷惑をかけて、莫大な損害を与えてしまうのは本当に恐ろしいことです。

志村けんさんのことで知ったのですが、肺炎になるとどれほど苦しいものなのか、コロナに感染したら面会もできず、亡くなられても家族は会う事も許されず葬儀もなくそのまま火葬されてしまうのですね。想像しただけでも泣けてしまいます。ご家族の悲しみはどれほどのものでしょう。それにこのまま感染が止まらず、重症者が増え続けると人工呼吸器が足りなくなって苦しみながら死んでいく人たちがたくさん出てきます。すでにイタリアやアメリカはそのような状態になっているそうです。もう他人事ではありません。

若い人たちは軽症で済むかもしれませんが、「うつる」ことより「うつす」ことの方がずっと恐ろしいことですので、自分がうつしてしまうリスクを考えて今私たちに出来るのはただただ仕事以外は家にいること。映画もコンサートも飲み会もお花見もまたいつでもできますから…命さえあれば。

 

また、政府の経済的救済措置は現金をばら撒くとか、商品券を配るとか色々言われますが、今のところは収入の減った個人や事業者になんらかの形で給付することになったのかな?もちろん会社が倒産した事業主や職をなくした方々には当然必要な措置だと思いますが、医療現場で不眠不休で働いている人たち、消毒したり、感染者を輸送したり感染のリスクを抱えながら仕事している人たち、マスクや人工呼吸器など今一番必要なものを製造する会社を支援したり、みんなの為に命を削って仕事してくださっている方々、そして今回ウィルスにかかってしまって思いがけず命を落とすことになったご遺族にこそ手厚い給付がされてしかるべきではないかなぁと私は思います。

 

話は変わりますが我が家はもうすぐ息子が車の運転をするようになります。

車の運転をするのは命を預かること。決して不注意で誰かの命を奪うことは絶対許されないし、またいくら注意していても事故は100%防ぐことはできません。私にできるのはただただ無事を祈ることだけですが、今年で11年目になる車を手放して、夏の車検までに新しく安全性の高い車に買い換えるか検討中です。車に関してはお金で安全が買える時代になりました。でもこれまた一部だけ安全な車に乗っても事故は防ぎきれません。みんなが徹底して危機感を持たないとウィルスも事故も残念ながらなくならないですよね。

 

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つきちゃん、最近私が忙しいのでゆっくり遊んであげられないですが、休校中の子供たちにかまってもらって楽しく過ごしていますよ。