土用の入り

ようやく梅雨も明けて夏らしくなりましたね。

皆さん、夏バテは大丈夫でしょうか?

さて、今日7月19日は土用の入りです。

京都ではあんころもち(漢字で書くと餡衣餅となるそうです)を食べる習慣があります。土用の丑の日には鰻をたべるのと同じで、夏バテ予防のおまじない的なものです。ちょうど伊勢の名物と同じ感じの味です。

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昔は結構たくさん売れたのですが、最近は知らない方も多いです。

京都が特別なのかもしれませんが、私は和菓子で四季折々を感じることが多いです。6月30日は水無月を食べて無病息災を願い、お盆にはおはぎをお供えしてご先祖様をお迎えして、毎日お仏壇には決まったお供え物を用意するのが昔は当たり前だったのですが、最近はお盆は帰省もせず、旅行に行かれる方も多くなり、ご先祖様をお迎えする風習も無くなって来たなぁと思います。

十五夜はススキを飾って満月を愛でながら家族みんなで月見だんごを食べるというのを昔は普通にしていたのですが。今でも続けているのはサザエさんの磯野家くらいでしょうか(笑)

そういう時代なので仕方ないとは思うのですが、昔からの伝統なのか、和菓子業界の策略なのかわかりませんが、やっぱりこういうことは受け継いでいってもらいたいなって思います。