つきちゃんの避妊手術

つきも先月一歳の誕生日を迎え、2回目のヒート期が来る前にと避妊手術をしてきました。

つきは保護犬ですので、赤ちゃんを望まない場合は手術をすることを条件に里親になりました。とは言っても全身麻酔をして、お腹を開いて子宮と卵巣を取るなんてかわいそうな気もしますが、高齢になってからの病気を防ぐ為には仕方ないのかもしれませんね。

あくまでつきの場合ですが、備忘録を兼ねて今後手術される方の参考に残しておきます。

 

いつもは近所の獣医さんに診ていただいているのですが、高齢なので手術はされないとの事、シロくんも手術してもらった病院で先月お願いしてきました。毎年4月に避妊手術に対しての助成金の割り当てが各病院にあると教えていただいたき、3月のうちにその旨伝えておき、4月に手術することにしました。京都市からと獣医師会からとで合計5,000円負担してもらえます。但し手術までに狂犬病の予防接種をしておくことが必要で、各病院によって割り当て人数がありますので、病院によってすぐに埋まってしまうそうです。

 

さて、手術前日は夜9時頃以降は絶食となりますので、夜8時頃からゆっくり散歩に行って、帰ってから胃に負担にならないようにドライフードをお湯でふやかしたものを少しあげました。

手術当日の朝は9時以降水分も摂ってはいけないのですが、普段朝起きて8時くらいに朝ごはんを食べる習慣が出来ていて、病院に向かう10時までご飯をあげないというのはストレスのようでしたので、カミカミするオモチャを新しく買って遊ばせました。お腹空いてティッシュや紙類まで食べようとしてましたので、早い目から絶食に向けて朝ごはんの時間を遅くしておけば良かったです。

朝の散歩はお腹が空いていると拾い食いする恐れがあるので念のためやめておきました。

病院に着くとすぐに先生に預けて帰宅したのですが、午前中は手術に向けて検査をします。つきは血液検査、心臓のエコー検査、レントゲンを撮りました。

そして午後3時ごろから手術。4時半くらいに無事に終わったと連絡がありました。そして7時ごろお迎えに行きました。女の子は傷口も大きく、一泊入院だと思ってましたが、今は傷口も4センチほどと小さく、日帰りでした。

一応うちで術後服と、柔らかいエリザベスカラーを買って用意してましたが、つきに関しては術後服はストレスがあるようで固まってましたし、柔らかいカラーでは患部に届いてしまうので、病院から固めのカラーをレンタルしました。

帰ってからの様子。

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ぐったりと動くこともなく、また吠えたり唸ったりもなく、まだぼーとしているのか、じっと痛みを耐えているような感じでかわいそうでした。この日はまだ絶食絶水となります。

術後2日目。

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だいぶ元気になり、笑顔も少し見せてくれました。ご飯はドライフードをふやかしたものを普段の半分量を完食しました。でもやっぱり痛いのか、トイレが上手く出来ないようで、1日にオシッコが2回だけ、(トイレトレーに抱っこで連れていきましたが、トレーの上で長い時間じっとしてました。)う◯ちはしませんでした。

 

術後3日目。

食欲が旺盛すぎるのですが、相変わらずトイレが辛いようですので、ふやかしたドライフードをさらに柔らか目にして前日より少しだけ多めにあげました。ようやく用をたすことが出来ましたが、やはり痛かったようでその後くるくる回ってました。

エリザベスカラーに慣れてないのか、トイレトレー以外のところでするようになりました。下が見えないから仕方ないのかな?

 

術後4日目。

食欲旺盛で規定量をふやかして完食し、すっかり元気になりました。トイレもちゃんと出せるようになりましたが、トイレでできたり、トイレ以外のところでしたり…  ご飯を食べる時にカラーを外したら痒くなってきたのか傷口を舐めようとするので、ご飯終わったら即カラー装着してました。

 

術後5日目。

相変わらずトイレはあちこち無法地帯となり、マットの洗濯に追われました。

でも、二本足で立ってキッチンの台の上を物色したり、家中走り回ったりしてました。かなり元気になったので外散歩を再開。100メートルほど歩いた後は抱っこをせがみ、抱っこして帰りました。

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術後6日目。

すっかり元気になり…というより食欲が凄くて!避妊手術すると太りやすくなるのは本当ですね。手術前から体重管理ようのフードに替えておいて良かったです。

また、つきはドライフードにササミや煮た野菜をトッピングしないと食べなかったのに、お腹が空いてるとフードだけでガツガツ食べてくれるようになったので他のものを足すのはやめました。その点は良かったです。

 

そして術後10日目。

ようやく抜糸してもらいました。

傷口もキレイで、気にする様子もありません。

病院に行くと震えたり嫌がると思いきや、先生や看護師さんの顔を尻尾フリフリして舐めてました。これで一通り終わりやれやれです。

帰宅後、頑張ったご褒美に大好物のいちごを食べました。

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最後に手術を終えて…

思ったより負担は少なかったように思います。エリカラも3日目には慣れたようで、着けたまま自由に動き回ってました。術後服を着せるとストレスだったようで、術後2日で脱がせましたので買わなくても良かったかも…と思います。硬いカラーを着けるのはかわいそうに思ってましたが、案外大丈夫でしたよ。傷口を舐めると長引くので、一定期間はかわいそうと思わず、ずっと着けておいた方がいいかもしれません。

手術にかかった費用ですが、術前検査に25,000円、手術に35,000円。私は助成金を申請したので5,000円マイナスされて合計55,000程でした。少し高めかもしれませんが、年中無休で診察されてるためスタッフもたくさんいらっしゃるし、先生のお人柄やスタッフの対応も素晴らしく、なにより傷口が小さくしてもらえて満足しています。

術前検査は費用はかかりますが絶対必要だと思います。つきの場合、心臓エコーで弁の不具合でほんの少量ですが血液が逆流するところがあることが判明。ショックではありますが、日常生活に支障なく、普通に走り回っても大丈夫そうです。定期的に経過観察は必要となりますが、今のところ薬も必要ありません。友達が飼ってるワンコも避妊手術の際の検査で腎臓が悪いことがわかった子がいたり、血が固まりにくい体質だとわかった子もいたり、オヤツの与えすぎで肝臓の数値が悪かった子がいたり、どこかし不都合があった子が多いと聞いています。つきも早めにわかって良かったのかもしれません。

ペットを飼っていると心配事も増えますが、一喜一憂、それもまた楽しいものです。最後まで家族みんなで大切にしていきたいと改めて思いました。