心残り

今日8月6日はシロくんの誕生日。というかうちの子記念日というやつですね。

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これはシロくんが来てくれて最初の誕生日かな。ペット写真のコンクールに応募して5,000円の商品券をゲットした記念の一枚です。

息子が小学3年生時の夏休みの絵日記によると、8月5日に子供たちを連れて亀岡の動物愛護センターに行ってシロくんと初めて会って里親になることを決め、その日の夜にケージやトイレ、ご飯やリードなど必要なものを子供たちと選んで買い揃え、翌日ボランティアさんが車に乗せて連れて来てくださいました。

今考えると無謀でしたね。あまり深く考えずに迎えてしまったかもしれません。本当に無知だったと思います。初めて迎えるワンコでしたのでわからないことばかりで、本を何冊か読んでもその通りにはいかず…  たくさん悩みながらのスタートになりましたが、子供たちの友達もシロのことが大好きで、息子が学校から帰るより先に友達がシロと遊んでるという感じで、お散歩はいつも子供たちいっぱい引き連れてシロも嬉しそうに飛び跳ねていました。

そんな楽しかった思い出もたくさんありますが、あの時こうすれば…って後悔していることもたくさんあって、それを思い出すと胸が痛くなります。本当にシロくん、怒らなかったからきっとたくさん我慢してくれていたのだろうなって。 当時はわからなかったけど、今になって心残りなことがいっぱいです。何よりまたこんな風にケーキでお祝いしてあげたかったし、もっと気をつけてあげてたらあと2、3回は誕生日を迎えられたかもって思ってしまいます。してしまって後悔するというより、できなかった心残りが多いです。

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シロくんがいなくなって2ヶ月が過ぎ、私はまた新たにワンちゃんを迎えたいなぁと思って色々な保護犬の情報を見ています。気になる子はやっぱりシロくんに似ている子ばかりになりますね(笑)。次こそはもっともっと大切に、幸せにしてあげられる自信はあるのですが、気持ちだけではダメなんですね。それなりに経済的余裕も必要だし(我が家はこれが一番の問題ですね)、ワンちゃんには広いお家の方がいいだろうし留守番も少ない方がいいかもしれない。シロを迎えた時のように何も知らずに簡単には命を預かってはいけないことも今ならわかります。シロを失くして淋しいから、癒しが欲しいから…そんな気持ちに負けそうになるけれど、今は無理なことは十分にわかっている。いっぱい考えて、家族で話合って、そのタイミングが訪れたらきっとシロが新しい家族を連れて来てくれるかなぁ。なんて、保護犬のページを眺めながら現実逃避しつつ、全ての保護犬たちが早く自分だけの家族に出会えるように、また保護もされていない劣悪な環境で生きている子たちが人間の愛情を感じられる日が来ることを願う今日この頃です。

 

ひとくぎり

暑い日が続きますね。これほどの暑さが何日も続くと被災された方々が心配です…

 

昨日はシロくんの四十九日でした。

人間界では四十九日は宗派によって違いますが、生前の行いによって7日ごとに審判が行われ7回目の審判つまり四十九日に次の世の行き先(極楽浄土に行くか地獄に行くか)が決まるといわれています。死後7日おきに法事をするのも、故人があの世で高い位に行けるようにお願いする為で、いっぱい惜しんで泣いたり盛大に法事をしてあげた方がいいらしいですよ。

犬界ではわかりませんが、シロに限らず動物は嘘をつかないし、裏切ることもなく、恨むことなく、どんな飼い主であれ信じ続ける健気な存在ですので、どの子もみんな極楽浄土に行って楽しく走り回っているのではないかと思います。

残された者にとってはこれで一区切り。そろそろ元の生活に戻りましょうという感じなのでしょうが、やっぱり今でもシロのことを思い出して泣かない日はないし、これからも忘れることはないと思います。

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無事に旅立ったのを機に羊毛フェルトでシロくんを作ってみました。

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因みに下の写真は以前作ったチビシロ1号です。今更ながらヒドイ出来ですね(笑)足がどうなってるのでしょうか…  

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シロくん、悪い顔してますね…  この後1号は危うく共食いされるところでした(笑)  私はこの写真、大好きなんです。

家のあらゆるところにシロくんの形跡があって辛くなることもありますが、見えないけれどいつも側にいてくれる気がしています。そしていつかシロくんが生まれ変わってまた私達のところにやってきてくれるのではないかと思ったり…  その日が来るのを気長に待とうと思います。

シロくん、いつまでも子供たちのこと見守っていてくださいね。

 

「ある犬のおはなし」

先日SNSから「ある犬のおはなし」という本を知りました。動物の殺処分ゼロを願ってかかれた絵本なのですが、涙なしでは読めないくらい切ないお話でした。是非読んでいただきたいので詳しい内容は書きませんが、命の重さを痛感するものでした。この犬の気持ちを考えると今も涙が出て胸が痛くなります。

前回の投稿にも書きましたが、飼い犬や猫が歳をとって病気になり、お世話ができなくなったからと手放してしまう人がいます。確かにペットの不調で会社を休むことは難しいし、仕事しながらお世話するのは大変なことです。寝不足になったり飼い主が体調を崩すこともあります。でもね、私は犬は歳をとってからの方が可愛くなるのだと思います。仔犬はちっちゃくてやんちゃで、すべての仕草が可愛いけれど、老犬は飼い主を見つめる目が優しくて、すべてを察して感じ取っているようで、なによりそっと寄り添ってくれ、より一層愛おしくなっていきます。病気がわかると尚のこと、いくらお金がかかってもなんとか治してやりたいと、本当に大切な存在なんだと気付かされます。そんな時に自ら手放してしまうのは勿体ないと思います。

捨てる神あれば拾う神あり…  飼い主に裏切られ殺処分されてしまう命もあれば、また一匹でも大切な命を守りたいと必死で保護活動されている方もたくさんいらっしゃることも知って欲しいです。

 

今日の午前中は息子の通う高校のPTA行事「美味しいコーヒーの淹れ方講座」に行ってきました。私がその委員長ということで色々手配したり、みんなの前で挨拶したり大変なこともありますが、他の委員さんやお願いした講師の方々、参加者みなさんに助けてもらいながら大成功に終えることができました。皆さんの楽しそうな笑顔をみているとやって良かったなぁって思いました。

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参加者の方のラテアート、皆さん可愛くできました!私はバタバタで出来なかったですが、手前の猫ちゃんの肉球だけ描かせてもらいました(笑)

 

また今日は娘の部活の試合がありましたので、コーヒー講座を終えてすぐ会場に向かいました。今回71ペアがエントリーし、娘はベスト4でなんとか次の大会に進めることになりました。今日はひどく暑かったこともあり調子が良くないと言っていましたが、炎天下の中本当によく頑張ってくれました。今年は中学3年生、次の試合で負けてしまうと引退となります。最後の大会、悔いの残らないよう頑張って欲しいし、今まで頑張ってきたことが報われたらいいなぁと思います。

最近物事がいい感じにまわっているなと思うことがあります。  きっとシロくんのおかげかな。有難いなぁってまたまた涙することが増えてしまいました。シロくんが旅立って45日、せっかく少しずつ慣れてきたのになぁ(笑)大切なシロの姿はもう見えないけれど、悲しいことばかりではないようです。

 

 

 

命を預かること

シロくんがいなくなって1ヶ月が過ぎました。少し慣れてきたもののまだやっぱり淋しいです。まだ1ヶ月…  まだまだ淋しくて当たり前かな。

ご存知のようにシロくんは飼育放棄されて保健所に持ち込まれたところをボランティアさんによって救われ、里親を探してくださいました。シロは病気もなく性格も良く人に慣れていたのできっと元飼い主さんには大事にされていたのだと思いますが、飼い主が病気や引っ越しで飼えなくなったから、子犬の頃は可愛かったのに大きくなって可愛くなくなったから、犬が病気になったから、歳をとって介護が必要になったから、そんな理由で保健所に持ち込んだり、わざと放って迷子として収容される子が多いそうです。この子たちは飼い主が見つからない限り1週間ほどで殺処分されてしまいます。殺されるような悪い事はしていないのに、苦しんで苦しんで死んでいかないといけないのです。本当に悲しいことです。そういう私もシロを迎えるまでそのようなことがあることも知らなかったのですが…

保護犬だったシロは人には慣れていてどこを触っても怒ることもなかったですが、犬にはダメで…  何か過去にトラウマでもあったのかもしれません。散歩中に犬に出会うと手がつけられないほど回りながら吠えまくり、正直散歩が苦痛でした。でもその度に抱っこして、大丈夫大丈夫ってギューっていてあげると落ち着くのか、長い時間はかかりましたが他の犬ともフレンドリーに一緒にお散歩いけるようになり、私にも大切な犬友ができました。

保護犬は持病があったり、飼い主に裏切られたり虐待されたりで心に傷を持った子が多いです。でも、シロもそうだったように誠心誠意接してあげると心を開いてくれるし、今まで辛かった分嬉しいと思うと満面の笑顔を見せてくれる愛おしく、かけがえのない存在になっていきます。

もしもお家に犬や猫を迎えたいと望まれるなら愛護センターの譲渡会や保護犬カフェなどに行ってみてください。但し簡単に里親になれる訳ではありません。最後まで責任もって飼ってあげられるか、環境がその子に相応しいか審査してからになります。ボランティアの方々も二度と辛い思いをさせない為に、幸せになってもらうために頑張っておられます。

病気があると医療費もかかるし、長生き出来ないかもしれませんが、今までたくさん辛い思いをした分、最後は暖かいお家で自分だけの家族と一緒に幸せに余生を過ごして欲しいなぁって心から思います。

我が家はまだしばらくは新しい家族を迎える心の準備ができませんが、5人に1人でもペットショップで購入するのではなく、保護犬を迎える選択をしてもらえたら悲しい思いをする子がなくなるのですが…  ペットショップで出会って一目惚れすることもありますし、保護犬であっても家族になるのは縁だと思います。せっかく繋いだ命のご縁ですので、何があっても最後まで簡単に手放さないでくださいね。きっと与えたこと以上のものを与えてもらってることに気づかされますよ。

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上の写真はうちに来て一年ほど経った頃。下の写真は迎えて間もない頃です。汚れが酷かったですが、きちんと手入れしてあげれば見違えるように可愛くなりますし、表情も明るく穏やかなお顔になりました。この笑顔にどれだけ癒されたことか…  感謝しかないです。

またいつか私ももう一度命に期限をつけられた子を迎えて、めいいっぱい幸せにしてあげたらなぁと思うのですが、旦那さんは二度と愛犬を失う辛さは経験したくないので絶対に飼わないと言ってます(笑)

 

シロくんの匂い

18日の地震からひどい地震が今のところなくてひと安心ですね。ネット上では21日に大規模な災害があるかもと予言していた人があったようで、子供たちはそれを知ってビクビクしていましたがそれもなく本当に良かったと思います。どこのお家もですが、日中は家族バラバラに仕事や学校に出てますので、そんな時に何か怖いことが起こるのが心配ですよね。今も娘が一人で地下鉄とJRに乗ってテニススクールに通っていて、帰りが夜11時前になってしまいますので、帰って顔を見るまで心配です。地震の後、家族みんなが家に帰ってきたら今日も一日無事過ごせたなぁってホッとします。

 

今日は息子の大学受験の説明会がありましたので私の母校の大学に行ってきましたよ。今は入試制度もめまぐるしく変わってしまって全くついていけません(笑)

キャンパスもすっかり変わってキレイになっていました。何より今の学生たちはみんなあか抜けてますね、私たちの頃とは違っておしゃれな感じになってます。

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帰り道、息子と2人で近くのくら寿司に寄ってお寿司を食べて帰りました。

 

シロくんがいなくなって3週間経ちました。少しずつシロのいない生活に慣れてきましたが、キャベツを切っていると白い芯のところをちょーだい!ってワンワン吠えて横に待っていた姿をキャベツを切る度に思い出したり、ほんのちょっとしたことで時々思い出して今でも泣けてしまうことがあります。

そんな時、たまにシロの匂いを感じることがあります。匂いというのは元気な時にいつもしていたトリミング後のシャンプーの匂いや古い毛布のような匂いではなくて、シロが亡くなった夜に一晩中泣きながらギューって抱っこしていた時に感じていた今までにない匂いなんです。言葉では説明できないのですが…

私は見えないものが見える能力は残念ながら持ち合わせていませんので気のせいだと思うのですが、そんな時 不思議とシロが来てくれた気がするんですよね。というか、ただ単に涙の匂いなのかなぁ(笑)大人になってこんなに泣いたことは今までなかったですからね。

まぁ、シロくんが心配してきてくれている…ってことにしておきましょう(笑)

 

 

地震

今朝8時前、大阪北部が震源地震がありました。

私の住む京都ではひどい揺れがあって驚いたものの、物が落ちることもなく何事もなかったように普通に生活できています。たくさんの他県に住む友人が大丈夫?って連絡いただきありがたいことです。

今日は娘が土曜参観の代休だったこと、息子は自転車で10分ほどの高校に通っていて、まだ2人とも家にいたので、慌てて二階の子供部屋にかけあがり安全確認をしました。

そして地震があるといつも思うこと…ここが震源でありますように…と。

会社員だった時、京都の実家で阪神淡路の震災を経験しました。その時京都は震度5強だったかな。初めての大きな地震で怖い思いをしましたが、その時揺れは長くて何回もありましたが、物が落ちたりもなく、大きな地震だったけど大したことなくて良かったなんて呑気なこと思ってましたが、時間が経つにつれ淡路島や兵庫では大変なことになっていて…  京都が大丈夫でも他の地域が震源の場合、大惨事になっていることもあるんだってことを初めて気づきました。当時は携帯もまだみんなが持っているわけではなかったので、安否確認も出来ず情報もテレビからしか得られなかったですからね。

今回も4人の方が犠牲になられました。いつものように子供を送り出し、それが最後になるなんて…  想像しただけで涙が出ます。

今のところ大きな余震はないようですが、熊本のケースもありますので、もうしばらく地震に備えて大切なものは枕元に置いて、非常袋を玄関に置いて寝ることにします。

そしてこれ以上被害が大きくならないように切に願っております。

 

 

 

記念日

6月12日は結婚記念日でした。特別なことはしないですが、旦那さんは毎年会社帰りにケーキとお花を買ってきてくれます。

今年で19年。早いものです。

毎回ケーキを出すとシロくんが寝ていても飛び起きて走ってきて、テーブルの上を物色してたのに、今年は至上最悪な記念日になったね〜ってまた涙が…  。まだまだシロくんの思い出は消えませんが、そうして思い出すことは辛いことばかりではなく、暖かい気持ちにさせてくれます。もちろん悲しい涙もありますが、感謝の涙かな。シロくんがいなくなってから2人の子供たちの受験に向けて出かけないといけない用事が増えて忙しくなりました。シロくんの病気から考えてあまり家を空けることが出来なかったのでどうしたらいいかなぁって気になっていましたので、シロくん気を遣ってくれたのかなぁって…  言葉を持たなくてもちゃんと状況をわかっていたのだなぁって思います。

「いい思い出だけが残ること、それを成仏というのです」

お世話になっている方から教えていただいた、折々のことばからの一文です。

まだまだ後悔だったり喪失感だったり色んな負の感情が出てきて自分自身現実を受け止めきれていないですが、ゆっくりでもシロくんが安心して成仏させてあげたいなと思います。来年の結婚記念日には笑いながらシロの思い出話ができるようになっているかな。

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少し出遅れましたが記念日に梅酒を漬けました。左端は去年のものです。飲めるようになるのは3ヶ月後かな。少し先の楽しみができました。

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旦那さんからもらった今年のお花。蕾だった芍薬が綺麗にさいてくれました。

 

シロくんがいなくなってブログを書くネタがなくなってしまいましたが、シロがいてくれたから始めたものですので、これからも小さな幸せを探しがてらブログの方も頑張って更新していけたらなぁと思います。今後ともよろしくお願い致します。