この時期の思い出

今年もこの季節がやってきました!

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 今年は旦那さんのリクエストで梅酒をホワイトリカーではなくて、ブランデーで漬けました。小さいのは実家の父にあげる用に、あらかじめ瓶の中にホワイトリカーと砂糖が溶かしてあるものが売られていたので買ってみました。

後方の紫色のものはしそジュース。これは夏バテ予防に母にあげるものです。いずれも今の時期にしかできない楽しみです。

梅の実や紫蘇をみると毎年祖母のことを思い出します。6月8日が命日というのもあるせいか、この時期祖母が元気な時は一緒に梅酒や梅干を作ったことを懐かしく思い出します。祖母の梅酒は海苔の入っていた大きなビン2本分に、梅の実につまようじでブツブツと穴を開け、ヘタを取るのが私の仕事。穴を開けると梅のいい香りがするので、この作業が今でも好きです。(私は漬けた後の梅を食べるのが楽しみなので、ふっくらシワのないもに仕上げるのに穴を開けますが、お酒を楽しむためだけに作るなら穴は開けない方がいいらしいです)そして最後に、ビンの側面には祖母が広告の裏に漬けた日付をきれいではない字で書いて貼っていたのを思い出します。

梅干はツボにいっぱい、塩辛いほどの塩を使って、紫蘇で色をつけます。夏の晴れた日に網に干してひっくり返すのが私の仕事でした。今は美味しい梅干が売っているので手作りすることはなくなりましたが、今でもその味を覚えています。 

祖母が亡くなって丸20年。これほど時間が経ってもまだやっぱりたくさんの思い出は忘れないで記憶にあって、何かことあるごとにふと思いおこして懐かしく温かい気持ちになります。祖母がしていた事を母が受け継ぎ、そして今は私の仕事になりました。私の娘がまたその娘に受け継いでくれたら嬉しいけれど、まだまだ先のこと、こればかりはどうなるかわからないので、期待せずにおきましょう。

とりあえず3ヶ月後、梅酒が飲み頃になる日を楽しみに毎日頑張りましょうかね。