父の法要

つきちゃん、シャンプーしてきましたよ。

さらさらいい匂いになりました。

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可愛いチョーカーをつけてもらい、少しは女の子らしくなったかな。

 

昨日3月21日は父の四十九日法要でした。

自粛ムードの最中、父と血の濃い親戚は皆高齢ですので、その旨伝えた上で私たち親族と若い方4名だけお声かけして実家の仏間で法要を行いました。 最後のお坊様のお話では、今まで先頭を走っていてくれた父が亡くなり、次は自分が先頭になって走っていかないといけないのだから、その時が来た時に動じないよう、先人の背中をしっかり見ておかないといけない…  というようなことをおっしゃってました。

本当に…  まさに今そう思います。父は突然のことだったのもありますが、父は終戦直後の10歳で父親を亡くし、どん底から必死で頑張ってきた人ですので、人一倍生きる力と知恵を持っていて、学歴はなくても商売のこと、政治のこと、経済のこと、法律のことなど、生きていく上で必要なことはよく勉強していましたので、いつも父に甘えてばかりで、わからないことはなんでも聞いて、アドバイスしてもらっていました。急にこんなことになって戸惑うことばかりです。商売のことも今までこんなことをしてくれてたんだとか、気付かなかったことも多くて、改めて父の凄さに頭が下がります。

 

法要の後はみんなで貴船のべにやさんに行ってきました。本当は親族だけで家で何か用意して食べるつもりでしたが、先日父とは50年来のお付き合いのあるべにやさんの女将さんと若女将さんがお悔やみにきてくださり、父の遺影の前で大泣きされていました。そんなこともあり今回べにやさんでお世話になったわけですが、広いお部屋を用意してくださり、父に陰膳をお供えしてくださったり、心尽くしのおもてなしをしていただきました。父も喜んでくれたかな。

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右手のガラス戸を開けると貴船川。夏になると川床が作られます。街中よりすずしくて、川の流れる音を聞きながら食事でき、蛍の時期など風情があっておすすめですよ。私も祖母の法事で行って以来22年ぶりです。

父は自分のことではお金を使うことはあまりなかったですが、お葬式があると遠くても必ず参列し、法事はケチることなく皆をもてなすのが好きな人でした。そんなこともあってか、家族葬で親戚しか知らせていませんでしたが、葬儀後にたくさんの方が実家までお悔やみに来てくださりました。

父の戒名は「釋 篤壽」。壽は父の名前ですが、篤は厳しい中にも情が深いという意味があるそうです。この戒名の通りの父だからたくさんの方に惜しまれながら立派な仏様になられたと思います。四十九日までに何らかのかたちで会いに来てくれると期待していましたが、一度も会いに来てくれませんでした。私が毎日爆睡しているから気がつかなかったのかな?(笑)。