最近気になってること、それは実家の駐車場に来る2匹の野良猫のこと。

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兄夫婦は去年の夏に近くの公園にいる地域猫を一匹だけ引き取りました。いつも犬の散歩で通りかかると、お腹が空いているのか近くまで近づいてくるので、公園で餌をあげるようになったのをきっかけに、数ヶ月後には家の近くまでついてくるようになったそうです。捕まえるのは容易でしたが、時間をかけて家に連れて帰り、病院でのチェックやシャンプーも大人しくさせてくれ、今ではすっかり家猫の柔らかい表情で甘えてくるようになりました。

トイレも粗相したことなく、威嚇もせず、噛んだり引っ掻いたりもしたことない、少し怖がりさんの可愛い子です。

その公園には兄が引き取った猫の他に兄弟と思われる子2匹と、子猫三兄弟と母猫が去勢後地域猫として数人の近所の方やボランティアの方々に餌をもらいながら暮らしています。

実家の駐車場に来る猫2匹は縄張りがあるのか公園には入れてもらえず、いつもお腹を空かせているようです。たまに実家のお店の近くでじっとこっちを見ている時は常備している猫のご飯をあげたり、常に新鮮な水を用意しています。警戒心の強いはずの野良猫がこんなに近くにくるなんてよっぽどお腹が空いているのでしょうね。

これから暑い夏が来て、蚊に刺されたり肉球を火傷したり、悪くなった水やご飯で病気になったりと過酷な日々がやってきます。

本当なら我が家に招いて快適に暮らして欲しいところですがなかなか難しく、せめて毎日のご飯と屋外での寝場所を提供してあげられたらいいのですが、ご近所には猫が嫌いな方もいるでしょうし、苦情が来たらと思うと躊躇して出来ずにいます。

せめてお水だけでもと私の家の前にも朝晩新しいお水を置いてますが、猫ちゃんたち気付いてくれてるかなぁ。

どこかの島のように野良猫達がお腹を空かせることなく、冬は暖かく、夏は涼しく、雨を凌げる寝床を提供できるような環境であって欲しいものです。一度手を差し伸べると何があってもその手を離してはいけないので、今はただただもどかしく、何も出来ない自分が情けなく思ったりもします。

家で大切に飼われている犬猫も野良の犬猫も命の重さは同じはずなのに…

 

6月1日は先代犬シロくんの命日でした。

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シロくんは殺処分希望で元飼い主が保健所に持ち込み、ボランティアさんが引き出してくださり、愛護センターにいた保護犬でした。我が家に迎えた当初はノミがたくさんいたり、毛が固く絡んでいたりと、生まれてから一度もトリミングしたこと無い様子でしたが、きちんと整えるとすっごく可愛いくて、とってもお利口な子でした。

この子がたくさんのご縁を結んでくれて、家族が笑って暮らせていたのはシロくんがいてくれたから。亡くなった今もつきちゃんが我が家にきてくれて、幸せに暮らせているのもシロくんがお空から見守ってくれているからだと私たち家族は思っています。この上ない恩返しをしてくれました。四年経った今もずっと忘れることはないし、ずっと大切な家族なんです。

どんな野良の子たちも幸せな生涯を過ごせるように願っています。